僕は現役でバンドをやっているので、「音楽をやる人あるある」をご紹介します。1つ目は、やはり音楽をやっている人間は「次はどんな音楽が流行るだろうか」という事を考えながらやっているということ。
名作漫画「バクマン。」でも似たような事を言及されてますが、そういうことを考えずに売れる人ってのは大抵モンスターなんです。
たまたま時代に迎合する、運がものすごく強いという要素も勿論ありますが、何より「この人が言うのだからそうなのだろう」と思わせる説得力を持ち合わせた何してもカッコいい怪物は売れます。
でも、それ以外のバンドマンは大体日々売れるためにはどうすれば良いか考えてます。その中の初歩の一つとして、次は何が流行るかを考えている訳です。
バンドマンあるあるをもう一つ。「流行りの曲嫌いがち」です。
「こんなの誰でも作れるよ!」とか言います。実際に売れてる曲ってのは、かなり緻密に計算されて作られているので作れるわけないのに。
バンドマンがおすすめするネクストブレイクアーティスト
前置きが長くなりましたが、今回紹介するバンドはmol-74!
※モルカルマイナスナナジュウヨンと読みます
「カルなんてどこにあんのよ。」とは誰もが思うでしょう。
僕もわかりません
ちなみに、御本人のツイッターおよび、ウィキペディアに答えは書いてありました。化学わからん勢にとっては何のことやらという。「ついてこれないヤツは置いて行くよ!」スタイルは潔くて好き。
僕自身、ついてけてない側なのに。(笑)
京都発の男性3ピースバンド。今年2019年の4月の3日にメジャーデビューアルバム「mol-74」をリリース。所謂王道のギターロックと思われがちですが、そのサウンドはアコギの音色やピアノなどの繊細な音を大事にした、北欧のバンドに近いものがある。
とはいえメロディは日本のバンドらしく良メロなので、非常に日本人への耳馴染みも良いのが特徴
僕的イチ押し曲。
シガーロスを思わせる突然のハンド・クラップ。
MVの格好良さも相まって鳥肌間違いなしの素晴らしいイントロ。
単純な疾走感でもなく、爽やかさでもなく。
モルカルマイナスナナジュウヨンという致命的なまでに冷たい響きのバンド名にピッタリのクールなサウンド、メロディの美しさ、こういうの聴きたかった!と拍手を送る音楽フリークも多いのではないだろうか。
mol-74![]()
僕の一押し曲も入ってる最新アルバム。
ぜひ聴いてみてください。01 ノーベル
02 エイプリル
03 %
04 フローイング
05 アルカレミア
06 赤い頬
07 瞼
08 待ちわびた音色
09 あいことば
10 hazel +
11 Saisei
12 Morning Is Coming
可能性
日本の音楽は、ともすればすぐに停滞してしまう。そしてよく言われる「洋楽のモノマネだ」という言葉。
もうね、そんなんどーだって良いんですよ。だって洋楽に興味無い人がもしこのバンドを聞いて、好きが高じて源流となってるアーティストも掘り下げて聞いていくうちに、自分で音楽を作りたくなって…
それから先は、さらに音楽が好きになってライブに行くようになってもよし、俺もこんなカッコいい音楽をやりたい!とバンドを始めてもよし。
とにかく、そういう人達が増えなきゃ音楽は前進していかないんですよ。現場で最前線で鳴ってる音楽がいつだって一番カッコイイ!そんな風になれば、日本の音楽は世界に誇れる素晴らしいモノになると確信してます。