絶賛公開中の映画「アラジン」
アニメ版は見たことがあって、ビデオや続編も見ました。今公開している実写版はCMすら見てませんが、アニメ版の情報と勘だけでレビューの方書かせて頂きます。
※この記事は、ライターの想像で書いているフェイクレビューです
まさかのジーニー視点
まずアニメ版アラジンとの最大の大きな違いは、ジーニー視点というところです。
ランプの魔人であるジーニーがランプの中でギューギューに詰まってるところから始まります。なので、開始30分まで暗闇です。映画館の高性能なスピーカーから響き渡るジーニーの吐息。
「すー、はー、すー、はー
すー、はー、すー、はー
すー、はー、ぴー、はー
ぴー、はー」
ジーニー鼻詰まってるやんという観客も笑っていいのか微妙なユーモアぶち込んでくるあたり、映画界に激震を与える攻めの姿勢を感じました。
「ピスタチオが1つ、ピスタチオが2つ、ピスタチオが3つ、ピスタチオが4つ、ピスタチオが5つ・・・」とピスタチオを数えるジーニー
「ピスタチオが158つ、ピスタチオが159つ」と数え続けるジーニー。ここらへんから客席から寝息が聞こえ始めました。
「ピスタチオが224つ、ピスタチオが225つ、ピスタチオが226つ、あーもうやってられへん!!!××××××!!!(ここピーーーー音なってます)」
ぼくは字幕で見てたんで、真っ暗な映像に映る文字を眺めていれたんですが、これが吹き替えならと思うとゾッとしました。そしてビックリしたんが、台詞関西弁なんかい!というところ。
ここで初めてジーニーが関西弁ということがわかりました。英語でも訛りはあると聞いたことがあるんで、英語でいうところの関西弁なんでしょう。
登場するアラジン
アニメ版では遺跡の中から魔法のじゅうたんやランプを発見するアラジンですが、今回はジーニー視点です。
外から「なんだこれ?読みづらいな」という声とキュッキュッキュッキュッと擦る音。その瞬間についにランプから飛び出すジーニー。
劇場を包み込む眩い光。
設定上、ジーニーは何十年もランプの中に閉じこもっていたことになるので、外の光に目が慣れるまで約5分ほどずっと映像がボケてます。
すごいリアリティ!
アラジンやジーニーの自己紹介をしている間もずっとぼやけてます。
猿のアブー
登場キャラの中にアラジンの肩に乗っているアブーという猿がいます。実写版ということで、本物のお猿さんを使ってるんですが、そのお猿さん、結構な老猿。
1番早くて歩くぐらいのスピードでしか移動しません。
アラジンは、たぶん最近出てきた若手の俳優さんだろう目鼻立ちスッキリした好青年でした。その肩に乗る老猿。基本目を瞑ってます。
※イメージ図

アラジンが動く度クビが鞭打ちになってて、かわいそうになってましたが、そこらへん流石ですね。後半はアラジンが老猿をおんぶする形でストーリーは進んでいきます。
動物愛護的なメッセージも込められた素晴らしい配慮を施された作品になってます。
魔法のじゅうたん
アラジンといえばジーニー以外にお馴染みなのが魔法のじゅうたん。今回の実写版ではこのじゅうたんも本物を使用されています。
しかも凄く高価だろうじゅうたんを使用していました。10畳くらいありました。
本来じゅうたんは大きいものですからね、アニメ版の魔法のじゅうたんはマットくらいのサイズですから、今回はとても高級なじゅうたんだということがハッキリわかりました。
裸足でアラジンが魔法のじゅうたんに乗って砂をほうきで掃除するシーンが3回ほどあります。ここだけアラブの音楽だけ流れて会話とか一切聞こえない頭をリラックスさせてくれるCM的な要素も含まれています。
願い事
アラジンといえば願い事。アニメ版では願い事は3つ叶えることができて、人を好きにさせたり生き返らせたりは出来なかったはずです。最後はジーニーを自由にしてあげて、めでたしめでたしでしたが、実写版はなんとアラジンが1個も願い事言いません。
ジーニーの願い事を叶えてくれるという話を「絶対嘘!こっちが何もしてないのに何でも叶えるとか絶対嘘!」まさかのアラジンが怪しいセールスマンに引っかからないタイプのキャラでした。
驚愕のラスト
ここからがラストなんですが、驚きました。
そうして自由にもしてもらえないジーニーが悲しんで川辺で泣いていたら、水面に映る自分の顔を見ようとします。
そしたら水面には何も写っていない。
そもそもジーニーなんてこの世に居なかったんです。
そんなことに気付いたジーニー、足元からもくもくと煙になってるところが徐々に薄れていって、腰がなくなって腕がなくなって最後は真っ暗になって無音になりました。
数秒したら徐々に砂漠の大地に子供が作ったであろう砂の城の映像が流れて、なんやろなと思いながら見てたら早送りみたいな何倍速かのスピードで、その砂の城が風で流れて何もなかった砂漠の大地になった瞬間にエンドロールが流れました。
メッセージ性深すぎました。
自分だけかなと思ってツイッターでアラジンで検索したんですが、やっぱり見に行った人は僕を含め帰ってから高熱出てました。
まとめ
今回は実写版アラジンの感想を結構ほぼほぼ全部紹介してしまってネタバレになりましたが、この記事で興味持っていただけたら是非まだ公開中なので一度見に行ってみてください。
ちなみに僕は通常の映画で見たんですが、アラジンがジーニーに向かって唾を吐きかけてくるシーンだけ顔に臭い水が飛んでくるサービス4Dも体験できました。