愛溢れる作品で癒されたいって話。

こんにちは。
最近さらに寒くなって来て、温かさを常に欲している空飛んでみたいやつです。

 

そんな私の最近の癒し。

愛を感じられる作品を観て、心を癒されることです。

 

今日は分野は違えど、とても心温まるアーティストをご紹介します。

「ハンバード ハンバード」

まず、お勧めするのが、聴くだけで心温まる音楽。

 

「ハンバートハンバート」ってアーティストなんですが、
とりあえず聴いてみて欲しい。

 

ピースの又吉が友情出演しているこのMV
3人のラインダンスもとても可愛い

 

このハンバートハンバートの『虎』
ある名作に基づいて作られています。

それは、中島敦の「山月記」。あらすじはこんな感じ。

山月記は1942年に発表された中島敦の短編小説です。 若くして科挙に合格した才子の李徴はそのプライド故に役人を辞め、詩人として大成し後世に名を遺そうとするも失敗し、やがて狂気に陥り虎になってしまいます。

amaru.me『山月記(中島敦)-あらすじと感想

私は『山月記』を中学か高校の教科書で読んだ記憶がある。

 

優秀だからこそ、自分の力を過信してしまう李徴が描かれています。

せっかく科挙に合格し役人になれたのに、
李徴は「詩の才能がある」と自信満々に詩人になる道を選ぶ。

しかし、厳しい現実。
詩人として上手く行かず、お金を稼ぐためもう一度下級役人になるが、
かつて自分が見下していた人間の下で働くはめに。

自分のプライドがズタズタになり、逃げ出した李徴。
理性を失い、その結果虎になります。

 

そしてこちらが、ハンバートハンバートの『虎』

人の胸に残るような
そんな歌がつくれたら

負けた、負けた、今日も負けだ
光るコトバ見つからない
酒だ、酒だ、飲んでしまえ
虎にもなれずに溺れる

ハンバートハンバート『虎』作詞/作曲:佐藤良成

 

詩人として大成できず、理性を失って虎になった李徴。
そんな李徴にも及ばない自分たちはお酒に溺れるってかんじ。

 

この歌を私が心温まるなあと思うワケは、寄り添ってくれてる感じがするから。

どんなに頑張っても上手く行かない時ってありますよね。
そんな時に、この曲を聴くと落ち着く。

 

「頑張っても無理な時はある、とりあえず酒や」となる(笑)

等身大というか、とても人間らしい曲だなと思います。

 

 

そんなハンバートハンバート。この男女デュオ、実は夫婦なんです。

夫婦でこの雰囲気を作り出せるの、とても憧れる。

 

まあ夫婦で同じバンド、コンビっていうのでも心温まるんですが、
タイトルで書いたように、ハンバートハンバートは愛溢れてるんです。

それがこちら。

おしらせ 「来年は平日しかライブをしません」

来年のライブ活動についてのおしらせです。佐野遊穂と佐藤良成はプライベートでもパートナーで、三児の父母でもありますが、そのようなライフスタイルも含め、みなさんから共感や支持をいただいて参りました。この度、20周年という節目にこれまでの活動を振り返り、来年1年間限定で土日祝日のライブ活動をお休みさせてもらうことにしました。

今回、「2019年 ハンバーハンバートは平日しかライブをしません」と題して、土日祝日のライブをお休みする理由をマンガにしました。お笑い芸人でマンガ家の田中光さんによる描きおろしです。ぜひともご一読ください。

ハンバートハンバート「おしらせ 「来年は平日しかライブをしません」」より引用

 

愛溢れるやん。

夫婦デュオだからこその悩み。
土日にライブをしてくれるとファンは行きやすいけど、子供達との時間を大切にもしたい。

 

1年間土日にライブをしないことで、家族の時間をゆっくり過ごせる。

でも、ハンバートハンバートはさらにすごい。
ちゃんと1年間と約束することで、ファンへの愛もすごく感じる。

 

 

仕事とプライベートをうまく両立しているのがハンバートハンバート。

アーティストとしても好きなんですが、
家族を大切にしている人間性がとても好き。

 

こういう愛溢れるところがファンである私にも伝わるから、
ハンバートハンバート好きなんやと思う。

 

 

今年20周年。これからもずっと観ていたいアーティストです。

先ほどの曲はこのアルバムに入ってます。ぜひ聴いてみて。

FOLK 2 (通常盤)

01 メッセージ
02 小さな恋のうた
03 ホンマツテントウ虫
04 ひこうき雲
05 永遠の夕日
06 大宴会
07 渡良瀬橋
08 教訓1
09 虎
10 クレイジーラブ
11 おいらの船
12 おなじ話 feat.キセル

 

--追記--

本当は、「ハンバートハンバートの『虎』」ともう1つの愛溢れる作品を紹介するつもりでした。

でも、ハンバートハンバートへの愛が溢れすぎて、
なかなかの長文になってしまったので、もう1つはまた今度にします。