今日は1911年に、ノルウェーの探検家ロアール・アムンセンが〝今日の答え〟の中心点に到達した日。
イギリス海軍大佐のロバート・スコットとの中心点への最初の到達者を目指す過酷なデッドレースを描いた物語に子供の頃、熱中した覚えがあります。
犬ソリを有効に用いたアムンセンさん、それ以外にもイヌイットの耐寒術を学び、それを極寒の地での冒険に活かしたこともレースを有利に進める一助になったようです。
経験と想像力、そして現実に対する柔軟性のあったアムンセンが勝利するのは、すごいメッセージ性のある物語ですが、大人になってくると失敗したスコットの物語にも心を動かされたりします。
負けの美学というか、石田三成や明智光秀にも通じる不器用でも己を貫く生き様は、つい器用に生きようとした結果、己のこだわりが薄くなっていく自分に突き刺さってくるんです。
まあ一緒に冒険をするなら、圧倒的にアムンセンですけどね。
なるべく負けたくない、セーフティにこなしたい、そんな圧倒的な小市民感に支配されつつ大望は果たしたいという矛盾。
そんなのを抱えながら、これからも生きていきます。
今日に相応しい謎でしたか?
では、また明日。