東京に上京して間も無く4年になります。
ニュークレープ・ナターシャです。
今回も上京してから出会ったヤバめのおじさんとの思い出を書きます。
今回のおっさんは、新宿にありますゴールデン街のバーで出会ったおっさんです。
まず僕は4年前、上京した初日。
部屋に到着したのも夕方で、夜に荷物が来るので電気もガスもついてない部屋でゆっくり日が沈んでゆくのをのんびり待ってました。
荷物が来る頃のは、日は暮れていて、暗い中引っ越し屋さんに荷物を運んでもらい、その日の仕事はひとまず終えました。
そこで何をしようかと思いついたのが
「そうだ!ゴールデン街に行こう!」でした。
大阪にいた頃も、毎日のように呑んでましたし、なんばにある味園ビルというディープな飲み屋が沢山ある雑居ビルにはよく遊びに行ってました。
なので、東京でそういったディープな場所といえばゴールデン街。
名前くらいは知ってたので、まずそこに行こうと決めました。
帰りは自転車で帰ろうと思い、歌舞伎町のドン・キホーテに行って自転車を買いました。
それくらい行きたかったんです。
第一声謎の質問のおっさん
ゴールデン街は、面白い空間です。
何軒か飲み歩きましたが、結論から言うと、なんせバーなんで金ある時しか行けないってことでした。
カツカツ生活の僕には次第に行く機会も減っていきました。
今でも2件だけたまに行く店があります。
そのうちの一軒で出会ったおっさんです。
バーはチャージがあります。
一杯の値段も普通の居酒屋と比べて高いです。
僕はウイスキーをロックでちびちび飲むようなタイプではなく、ビールをガバガバしたいんでバーでお代わりしまくると結構な出費になります。
なので、バーは大概2軒目です。
その日も打ち上げかなんかで、呑んでいて久しぶりに行きたくなったので、その店に入りました。
店はカウンターが5・6席の狭い店で一番奥の席以外はすでに埋まっていました。
一番奥の席に向かおうとすると、一つ手前の席の人はテーブルに顔を埋めて寝ていました。
マスターはその人を叩き起こして「おい!お客さん来てんだからそこ通らせてやれ」
と少し強めな言い方。
どうやら常連さんのようでした。
「はいはい、ごめんねごめんごめん」
と起き上がったおじさんは、温水洋一さんのような柔らかい表情の小さなおじさんで
「そのひと、大阪から出てきた芸人さんなんだよ」
とマスターの紹介に
「そうなんですよ、大阪から来ました」
とぼくも自己紹介をすると
「君は大阪から来たのか!?早速なんだが、大阪の野糞事情はどうなってんだ?」
第一声で意味わからん質問!!??
笑ってしまいました。
「野糞事情ですか!?」
と聞き返すと
「そうだよ!東京と大阪の野糞事情の違いはあるかい?」
衝撃ですね!
「わかんないですね!あんまり考えたこともないんで」
と答えると
「そうかぁ、わかんねぇか」
と少し寂しそうな顔をしていました。
何で悲しい顔すんねん!と心の中でツッコんでいると
「あんま変なこと聞くなよ、答えなくていいよこいつの話」
とマスターに怒られてました。
なぜ気になってるのかもさっぱりわかりませんでしたが、ご機嫌にお話は出来ました。
東京にはおかしなおっさんが山ほどいます。
ではまた。